死にたい人へのメッセージ(動)

自殺防止のメッセージ集(動画)

自殺の事例から学ぶ⑩お店で自殺したケース

 

 この事例は、自殺した人の遺族は殆ど出てこなくて、偶然に飛び降りた瞬間を目撃してしまった赤の他人の運の悪い女性が、そのせいで精神に悪影響が出た、という話です。

 

 まあ、この事例は、たまたま下で誰にも激突しなかったから良かったものの、実際に、こんなショッピングセンターの屋上から飛び降りたならば、誰かに激突してしまっていたかもしれない。

 

 実際に、中国の方でも、飛び降りた男が、下をたまたま歩いていた女性に激突して、死亡させてしまったという事例があったから。

 

 もしもそんなことになれば、これは立派な殺人です。いくら殺す気は無かった、と主張しても、人通りが激しい場所で飛び降りたら、誰かに激突してしまう危険性は簡単に予見可能だから。

 

 このようなことを、[未必の故意]と言います。

 

 未必の故意の意味は、その行為をする人が、それをすることにより起きるかもしれない重大な損失を予見しながらも、そうなっても仕方がないさ、と思って、それをしてしまう心理状態のことである。

 

 故に、このケースに当てはめれば、自分が飛び降りることにより、下をたまたま歩行していた誰かに激突して殺してしまう危険性は予め認識していたものの、そうなっても別に構わない、と思い、飛び降りたということ。

 

 そんなことは許されません。いくら自分が死にたいと常に思っていたとしても、赤の他人は死にたいとは思っていないのだから。

 

 故に、人が沢山いる街中の人工物から飛び降りるなんて愚行は、絶対にしないでください。

 

 そもそも、死のうとしないように。人間、生きることは苦しいことばかり、という人もいるけれど、それは仕方がない。耐え続けるしかない。

 

 でも、ちょっとの息抜きは必要であるので、上手に休憩しましょう。人生、長いから。