生活保護はつまりは、税金である。故に、税金で生活の面倒を見てもらうのだから、ありとあらゆるものを活用せねばならない。
ありとあらゆるものを活用するというのは、例えば、まだ売れば100万円の値が付く骨董品を所持しているのに、生活保護費は受給出来ない、ということだ。
まずは、その骨董品を売り払って生活費に充てるのが先決だろう、という意味だ。
こういった点で、今まで社会の上位で暮らしていた人が、保護費を受給せねばならない立場にまで落ちぶれた場合には、プライドが邪魔してしまうであろう。それ故、生活保護費を貰ってまで生きねばならないくらいならば、このまま餓死する、という人が出現する訳だ。
まあ、転落というのは、辛いものですね。元々、貧乏な人ならば、そんなプライドなんて無いけれど、元々長い間、社会の上層にいた人だと、プライドが固着しており、それが素直に保護費を貰う心を邪魔するのだろう。