死にたい人へのメッセージ(動)

自殺防止のメッセージ集(映像)

自殺の事例から学ぶ⑥夫が自殺したケース

 

 この事例では、小さな企業経営者である夫が自死してしまい、残された妻の精神状態が崩壊したというケースです。

 

 まあ、旦那さんも、相当精神が参っていたのだろう。しかし、自分が先に死んだら、奥さんの精神が壊れてしまうという単純な事実位には、思いを巡らせてもらいたかった。

 

 と言うものの、やはり、自死までしてしまうような位に、暗い精神状態に至るまで放置し続けたのが最大の原因である。それはやはり、自分の企業の経営が上手くいっていなかったからであろう。もっと、傷が浅い時代に、事業を売り払うとか、会社を畳むとかしておけばよかったのに。

 

 そうすれば、残った重機を売り払うとかで、僅かな借金も完済できたろうに。まあ、会社のことはよく分からないのですけど。

 

 とにかく、従業員の暮らしが、とか、親父から受け継いだ会社だから、とか言うけれど、時代の流れというものがある。時代の流れに乗れない企業は、淘汰されていくしかないのだ。それに、現代の時代の流れは、江戸自体と異なり、急激に変化していく時代なので、変化の速度が激しい。

 

 だから、傷が浅い内に、適切な判断をすべきだ。勿論、立て直せる場合もあるだろうけど。まあ、そこら辺の判断は、私は経営のプロではないので、何も言えない。

 

 とにかく、会社であれ、個人であれ、何かの集団であれ、傷が浅い内に撤退する勇気というのも、必要であろう。一直線に進むばかりが人生ではないということだ。